のにたろの日記

舞台、映画、旅行が好き。あとアイドルを少々

暗くなったら待ち合わせ〜ドイツ旅行11

〜これまでのあらすじ〜

友人宅の玄関の写真と住所と記憶を頼りに

帰り着いたのにたろ。

暗くなるのが遅い

ドイツの夜はまだまだこれから。

 

 

友人宅でしばしくつろぎながら
今日の大冒険を身振り手振りで伝える。
ただ、迷子になった件で

 

地球の歩き方持って来たんでしょ?
歩き出す前にみればよかったじゃん。

 

ごもっとも。

 

ただね、今回、初海外旅行だからね
とにかく財布とパスポートに注意したかったの。
しかも、地球の歩き方、人から借りたものだし
無くしたり破いたりしたら大変じゃない?


だからね
必要そうなところだけ写メして
荷物軽くして来たのよ。
なので、そもそも
地球の歩き方を読んでみるという
選択肢はないのよね。

 

 

ええ、無謀ということは
人に言われて気づきました。

 

そしてよく帰ってこれたね、と
顔をみあわせたのでした。


陽が傾きはじめたら
家を出て、デュッセルドルフを散策。

 

何時間か前にはヒーヒー言いながら
ケルン大聖堂に登ったくせに
デュッセルドルフタワーに登る。

 

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デュッセルドルフタワーはエレベーターだから楽ちん♬
のにたろとケムリは高いところに登る。
テンションが上がって
デュッセルドルフタワーでガラスに寄りかかってはしゃぐ。

 

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そしてその勢いで川沿いを一駅歩く。
またまた、テンションが上がって
川沿いにあった健康器具みたいな遊具ではしゃぐ。

あと川沿いには古本を置いておく棚があって
そこにあるものは勝手に持って帰って良いらしい。

もうなんだってオシャレに見えちゃうから不思議。

そんなオシャレリバーには地元の人たちも散歩に出てきてて
結構な賑わい。
そんなオシャレロード、一駅なんてあっという間。

 

 

 

そして着きました。

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そう、移動遊園地🎡

 

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電車の中から見えてワクワクしてたやつ!

明日行こうか、って昨夜言われて

ずーっと楽しみだったやつ!!
ものすごく海外っぽいやつ!!!

 

 

まずは、腹ごしらえ。

屋台でカリーブルストとホットドッグを食べる。
(ドイツ到着2日目にしてようやく初ホットドッグ!)

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カリーブルストは
ウィンナーの上にソースがかかってて
さらにマヨネーズがのってる。
混ぜて食べるとお好み焼きの味〜。

 

もぐもぐしてたら
現地に住んでる友人のお友達も合流。
お二人ともドイツで働いているらしい。
お〜、スゲい!

これから移動遊園地見て
夜行われるという花火を見る予定。

 

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ん?移動遊園地見て???

ムムム。

嫌な予感。


友人はもともとあんまりこういう乗り物がすぎじゃないので
わー!ゴーカートもある!
わー!グルグル回ってる!
と私が騒ぐたびに

 

のにたろ、乗りたいものあったら乗ってね。
私、乗らないから。

 

え??
私一人で???
何が楽しいんだ???
バカヤロー!!

 

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でも
せっかく来たから一つだけでも乗りたいなぁ。
一緒に行ったのにアイツは、乗らなかったよ。
っていうお土産話も笑えるか。
と思ってた矢先のお友達の合流だったので
もしよかったら一緒に乗りませんか?と
誘ってみる。


私にしてはかなりの冒険。
だって今さっき会ったばっかりの人。


まだ馴染んで無いし…

そしたら意外に乗り気だったので
初対面の人たちと平和そうな観覧車に乗り込む。

 

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わーい!

 

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 遠くから見るとそんなでもないけど

近づくと結構大きい。

そして、結構早い。

 

日本の観覧車って
屋根もあるし、外側覆われてるじゃない?
でも移動遊園地は、違う。
屋根っていうかパラソルみたいなのが付いてて
吹きっさらし。
チェーンが安全バー。
簡素なコーヒーカップみたいな感じ。

 

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岸の幅もそこそこ狭いから
上に上がってく時に川にせり出す形になるのが、非常に恐怖。

 

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頂上まであがったのに
盛り上がっていた話題は
この観覧車の安全面について。

 

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日本だったら絶対にアウトだよね…
チェーンだし…

恐怖のお陰で話題は尽きなかったし
仲良くなれた。

これが吊り橋効果ってやつか。

ありがとう観覧車。

 

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一周があっという間に終わって
降りる準備をはじめたけど
一向に係のおじさんが来ない。

前の人たちも降りない。
どうやら、あと何周かするらしい。

 

へへへ。
もう怖いから十分。
とか話してたら

 

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おじさんが近づいて来て
おもむろに私たちの乗ってる
カップをまわす。
全力で!
満面の笑み!

真ん中の棒を軸にグルグルまわる!!!

ギャー!!
こんなの聞いてない〜!


1番平和そうだから観覧車にしたのにぃ!

安全面に不信感がある上に
グルグルまわってる。
大絶叫。

 

1番柔和そうに、みえたお友達ですら


オヤジやめろー!!!


と日本語で絶叫。

 

 

のにたろ一口メモ。
移動遊園地の観覧車は、人格が変わるから注意。

 

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コーヒーカップが落ちることもなく
オヤジやめろ!と絶叫した我々も
次第に落ち着いて
無事ゴール。

 

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その後は、移動遊園地の全体が見える
少し高台にある
博物館?みたいなところに移動して花火を待つ。

ただ、ドイツタイムだから
10時くらいにあがるよっていう告知らしく
何分押しで始まるかは不明。
そもそもアバウトな時間だったから
何分押しってのもないのだけど。

移動遊園地を眺めながら待っていると
きらびやかだった遊園地のネオンが消えていく。
マシーンも止まる。

 

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グルグルまわる絶叫マシーン以外。
絶叫マシーンは、人気らしく
電気は消えたものの動き続けていた。

きっと花火が見えづらいから
消すようになってるんだねと
話していたら花火開始!

 

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思ってたよりデカイ。
豪華✨

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こんな日にドイツに来れてよかったよ…
明日帰るけどー!!

 

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そう、超タイトスケジュールなのだ。
オランダ行ってる暇あるならドイツ観光しろ!感はある…
でもいいの。
また来るから。

 

 

ところで、他のアトラクションは
止まる中、縦に回る絶叫マシンだけは
消灯はしつつ営業していた。
だから悲鳴と花火のコラボレーション。
カオス。

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悲鳴を思い出しつつ
ゆっくり眠りについた、のにたろであった…


次回予告
明日は
デュッセルドルフをブラブラして夜の便で帰国。
またも長距離列車が行く手をはばむのか?!

 

 

歩けー歩けーのにたろ。本命、穴馬かきわけて 〜ドイツ旅行10

チョコレートと香水で
ずっしり重くなったリュックを背負い
ケルン大聖堂に戻る。

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電車を調べたら
電車があと、40分後。
大聖堂のまわりをもう一度みてまわる。

 

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隣の美術館の前を通りかかって思い出す。


そうだ、一駅先まで橋がかかってて
歩けるようになってたんだ。

 

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歩こう!

 

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レインボーブリッジを歩いて渡る感じ。
電車が通る横を歩いて渡るってなんだか
ワクワクするー。


気分はスタンドバイミー。

カードも巧みなガンファイター♬

などと口ずさみながら。

私、テディ役のコリーフェルドマンが好きだったんです。
グーニーズも良かったなぁ。
今また少し話題になっていますね…

 

話がそれましたが、
体感時間で20分くらい。


ケルンを回ってもし、体力が余っていたら是非。
渡ったからといってどうってことは無いですが
風が気持ち良いです。

 

 

線路脇の金網のところに
錠前がいっぱいついていたから
きっと、カップルとかで行ったら錠前をつけるんだろうなぁ。

 

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でも、お人形片手に撮影している
アラフォー女はとても奇異らしく
見ている…

 

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やっぱり、見ている…

 

 

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そんな冷ややかな目にも負けず

 

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ひたすら歩く。

 

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電車に乗って
デュッセルドルフの駅に戻り
駅前の本屋に走る!
乗り換え時間20分。

本屋でシンプソンズのコミックスを二冊買う!
昨日アムステルダム行きバスの待ち時間に
場所はリサーチ済み。

無事購入。


ところでコミックスコーナーには
日本の漫画もチラホラ。
なんだか嬉しくなるね。

 

友人宅の最寄駅で降りてスーパーにも寄る。
トマトが食べたくてトマトを買う。
1人スーパーも初めて。
ドキドキしてたら
前のおばさんが何か話し掛けてくれてる。
ドイツ語なのか英語なのかも分からず

 

ン?エ?ワカンナイ。

 

って言ってたら
肩をガシッと掴んで私を前に通してくれる。
どうやらトマト一個しか持ってないから
順番を譲ってくれたよう。

 

センキュー!といい

 

お会計。

お会計中、ここはドイツ語を使うチャンスなのでは…と
モヤモヤしたので
帰りがけに

 

ダ、ダ、ダンケッシェーン

 

そしたらおばちゃんがにっこり笑って

 

いいのよ。じゃあね。

 

すごく嬉しくて走って帰るよねー。

で、友人宅に帰り着く。


でも私鍵の締め方とかはきいてたけど
開け方聞いてなかったのよねー。
マンションの前で立往生。
友人宅のドアの前にすら行けず。

鍵入れてみるけど、あかず。


ピンポンしてみるとビービーなりだして焦る。
不審者と思われたらどうしよう。

決して怪しいものじゃありませんよ。
ほら、トマトだって買ってるでしょ
とトマトを前にかかげて
マンションの前で待ってみる…

見かねて友人が出てきてくれる。

「ビービー鳴ってたでしょ?
入ってきてって合図だから」

それ先言わなきゃ分からんよー。

というわけで無事プチひとり旅は終了したのでした。


が、しかし。
まだまだ二日目は続く。

〜次回予告〜
映画とかドラマでしかみたことがなかった

アレに行く!!!

ファイナルデッドコースターとか

主にホラーでみたことあるヤツ!
果たしてのにたろは無事帰宅できるのか?!

 

ケルンのカフェで昼食を 〜ドイツ旅行9

大聖堂を出たら14時過ぎ。

完全にお昼の時間タイミングを逃している。
しかもレストランはハードルが高い。


飛行機とかは綿密に調べたのにほんと、ツメが甘い…


どーしよーかなーとウロウロしてたら
軒先にプレッツェル?をいっぱい飾ってる
パン屋さんが。

まぁまぁ繁盛してるし
中に座れるスペースがあるから
そこに入ってみる。

店頭で売ってるのは食べ歩き用
店内で売ってるのはイートイン用と
なんとなくあたりをつけて
店内の列に並ぶ。
紅茶とかもあるから一緒に頼もうかな
なんて思いつつ
プレッツェルを指差して
人差し指立ててみせて

コレ、ワン。

ちゃんと伝わるもんだ。
ただ、私が並んでた列はカフェの列じゃなく
パン屋さんのれつだったみたいなので
紙袋に入ったプレッツェルが出てきて
お茶どころじゃなかった!

なにはともあれ
のにたろはプレッツェルを手に入れた✨

 

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カフェコーナーの空いてる席に座って
通りを眺めながら
プレッツェルを食べる。

プレッツェルが大きかったので
ケーキを食べる余裕もなく
腹ごしらえ終了。

 

 

時刻は3時半。

次に目指すはチョコレートミュージアム

甘党の私からしたら
もう名前だけでワクワク!!


作りたてのチョコレートを食べさせてくれるらしい♫
バスが出てるみたいだが、生憎乗り場がわからず
スマホの地図とにらめっこしながら歩く…


絶対こっちだ!!という確信が

あったのだけど

しばらく歩いて

ネットの地図を見てみれば
いつのまにか、気付けば経路案内から外れる。

 

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知らない道、知らない駅、知らない電車…
心細い私の脳裏に流れていた曲は
日曜の旅番組のあの歌。

 

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遠い街…


知らない公園にはドピンクの全身タイツを着た
おやじ。

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夢はるか…

 どこか遠くへ行きたい。と

自分の希望をうたっていながら

どこか物悲しいメロデイなのは

今の私の様な状況から出来たのかしら…

 


でも、方向は間違ってなさそう。

とりあえず進む。


で、たぶんコレを右に曲がって真っ直ぐ行けば着くんじゃないかなー。の
分岐点に着いたけど
橋の上。


階段はあるから下の道に降りれそう。
どうしようかな、と迷っていると
前方に若いサラリーマン二人。


迷わず走って追いかけ
スマホの地図を見せて

 

アイ、ウォントゴー、ココ!!

 

最初は、ハ???ってはてなマークが出ていたサラリーマンだけど
地図(日本語表記)を見て

 

君はここに行きたいんだろ、
僕のスマホで調べるからちょっと待って。

 

と言い、スマホで地図検索して教えてくれる。

別れ際には
楽しんでねー!と。

 

たぶん…

 

 

サラリーマンのおかげで
チョコレートミュージアムにも到着。

 

入り口で
チョコレートをくれるっていう噂だったけど
もらえず…

 

展示は何書いてあるか全くわからなかったけど
なんかの重さを自分と比べてみる装置とか
お菓子のパッケージとか
言葉がわからなくても楽しめた。

 

そして工場見学は言わずもがな。
甘い匂いに包まれて
チョコレートが形成されて行く様を見るのは楽しい。
1番景色の良いところには
チョコレートの噴水みたいなオブジェがあって
噴水係のお姉さんが
ウエハースを噴水に浸して
渡してくれる。

 

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あたたか〜い♡
あま〜い♡

 

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ありがたく味わいながら
進むと
機械を覆うガラスの横にボタンがあって
おじさんが群がっている。

 

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のぞいてみればボタンを押すと
そこのレーンにあるチョコを
ガラスの内側にあるアームが挟んで
こちら側につながっている管に落としてくれて
今出来上がったチョコを食べられる仕組み。

 

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おじさんに混ざってチョコレートをもらい
大満足。

 

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そしてミュージアムを出たところには
やはり、あります。
売店!!!
チョコレートだらけ。
あぁ、ここはパラダイス✨

 

 

ウロウロウロウロ1時間くらい。

妹に教わった、
マジパンが入ってないチョコが欲しいと言うのも忘れ、

 

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なんとなくマジパンが入ってなさそうな絵のチョコを買う。
カバンパンパン。

 

レジのおばちゃんにオマケでもらった
チョコを食べながら駅を目指す。

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帰り道はしっかりネットに頼りながら。

 

 

駅に戻る前にオーデコロン4711へ。
正直、もう結構疲れてたから
博物館はパス。

 

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お店をウロウロして迷いながら
小さい小瓶の詰め合わせを購入。


そこにあった、ポストカードが
気に入って欲しかったのだけど
大量に積んであるから
タダっぽい。
タダなら欲しいけどなぁーと
悩み

意を決してお姉さんに

コレ、フリー??

そしたらイエスというから
ポストカードを手にそそくさと店を後にする。

 

 

 

 

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これ…
このポストカードがそんなに欲しいか?!
フリー?ってわざわざ確認してまで???
旅行中の、のにたろオソルベシ。

旅のかき捨ての恥、その3。

 

 

★おまけ★

街中のお散歩中に

気に入った人形劇のポスター。

 

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今思うと、迷子のくせにのんきである。

 


続く。

 

 

 

 

 

 

タワーリング異臭〜ドイツ旅行8

〜これまでのあらすじ〜
ドイツの街をひとり旅。
まず城。
マジ城。
次に向かうはケルン大聖堂

 


さて、ケルンは
お城とはうって変わって人、人、人。

 

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サッカーの試合があるのか、何なのか
よくわからないけど
何かのユニフォーム来て騒いでるおじさんが
チラホラ。

ウォーってハイタッチしてるだけで
足がすくんじゃうんだから。
やめてよね…

といいつつ、ハイタッチの下をくぐって

一目散で大聖堂に飛び込む。

 

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ステンドグラスがすごく綺麗でよかったのだけど
何より私の目を引いたのは、
ステンドグラスの掃除。

 

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ブィィィィィィーンってすごい音を立てながら
掃除機でステンドグラスを吸ってる。
おぉー、こうやって掃除するんだぁ…

 

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でも、私にとって
ケルン大聖堂のメインは中ではなくて
塔を登ること✨

 

のにたろと煙は高いところに登りたがる…

登り口の下調べもバッチリ!

ただ、トイレの入り口と間違えやすいから注意!
私、間違えたー!!!


ドイツのトイレって有料のところが多くて
駅とか施設とかはゲートがあったりするからね…
階段降りてすぐのとこはトイレの入り口だから注意。
入り口にいるおじさんと
目があって気まずくなっちゃうから注意。

 

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ま、でもこの超アバウトな図で行けたってのが

すごいよね?!

 


受付でお金を払って階段を登る。
もう、ひたすら。
ただ、ただ疲れるだけ。
登ってる最中は小窓からしか外が見えないから
人がいない
早朝とか人がいない時間に行ったら怖そう。
淳二の怪談にそんな話、あったよねー。
そんなことを、考えながらモクモクと登る。

 

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もう、汗だく。ハァハァ、ゼーゼー。
やっとの思いで開けたところに出た!
頂上だー!
って思ったら

 

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第二の階段の間…
感動返せ。達成感返せ。
落胆の間と名付けよう。

もうね一回、頂上って思っちゃってるから
気持ちが折れちゃって少し休憩。


そしたら後からゾクゾクやってくるわけで
みんな明らかに頂上と思って来るから
ヒュー!とか、イェー!とか叫びながら
あがってきて顔を赤らめて
尻すぼみになる。
落胆の間、アルアル。

 

しばらく、放心して
気合を入れて歩き出す。
でも一気には登れないから休み休み。
後ろのおじさんに頑張れ、

あとちょっと、とか
あともう一歩、

1.2.1.2!!と励まされながら
頂上!!!

 

 

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金網が張ってあるけど
風が通るし、景色見れるし気持ちいい。
しかも大聖堂の違う塔の上に
何人か人がいて、たぶん一般の人は入れなさそうだから
秘密結社?!

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結局、何なのかは不明。

え、大丈夫だよね?!
私、消されたりしないよね?!
ドキドキ。

 

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秘密結社にハラハラドキドキしながら帰路につく。


帰路も帰路で大変。
狭い階段を降りていくのだけど、登りも下りも
同じ階段で結構すれ違うのが
ギリギリ。


この人だったら、すれ違えるだろうってのも
段々見極められるようになるから不思議ー。

 

前にいたグループが
前に女子2人、後ろに男子2人の
グループデートっぽいカンジで微笑ましいなと
思っていたら
突然
「うぉー!!!」って
男の人の叫び声が。

 

 


螺旋階段になってるから少し先行かれると
何が起こってるか見えないわけです。
超恐怖。

 

何やら言ってるけど

言葉わからないから軽いパニック。


前のグループの男の人たち
前から3番目の人はぽっちゃりで
1番後ろの人はマッチョ。
割とガタイが良かったからより恐怖。
すれ違う人もいない…

 

行きに稲川淳二の怖い話も思い出しちゃってるから

ヤバい。
怖い〜!!!
超急ぎ足で彼らに追いつく。
そしたら

 

 

 

ぷ〜ん。

 

 


硫黄のような…
たまごのような…

 

 

 

 

 

 

オイ!ハンプティダンプティ!お前だな!

私が追いついてからもニヤニヤしてやがる。
こんな狭い空間でオナラしたら
ニオイこもるだろー!!!
しかも結構なニオイ!
そういえば、ウォーの後に笑い声が聞こえてたな。

 

そうか、秘密結社からの刺客か…

のにたろのガッツが2下がった。

 

異臭騒ぎにもめげず
地上にたどり着く頃には
膝が笑っている
少し開けたところで足をたたいてたら
これから登るおじさんが

 

お前、登って来たのか?

 

と聞くじゃないか。

 

オーイエス

本当に?上まで行ったのか?

 

オフコース

 

どれくらいながい?

 

ロング、ロング、ローング!

 

単語だけで会話するも

 veryすら、出てこないのにたろ。

ズコー!!!

 

 

続く。


次回予告。
「のにたろ迷子になる。」
カンを頼りに外国を歩く。
大馬鹿者の勘は冴え渡るのか?!

のにたろと城〜ドイツ旅行7

 

二日目は友人が仕事のため
またまたひとり旅。

でも私、デュッセルドルフにたどり着くことしか
考えていなかったもんで…

なんとなーく去年Iが
辿ったプランは聞いて来たけど…


アムステルダムから帰宅したら
すぐネットで調べる。

 

電車の乗り方だけは教えてもらった。
Wi-Fiの使い方も分かった。
あとは行くだけ。
なんとなく決めたプランはこれ↓

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仕事に向かうCを見送り
ゆったりとした朝を過ごし出発。

デュッセルドルフ駅に出て

アプリで調べておいた電車を
一応電光掲示板でも確認。
で、ホームの手前の時刻表でも確認。

たぶん、これ。という電車に乗り込む。

 


のにたろ調べによると
お城に行く途中電車の中から大聖堂が見えるらしい。
空いてる席(進行方向、左側)に座る。

通路を挟んだ隣の席には
スレンダーなドイツギャル。
しばらくしたら
そのギャル、カバンからりんご取り出して
丸かじり。

 

オー!私だって昨日、それやっちゃったもんね!

 

しかも綺麗にたべて芯だけ灰皿入れみたいなところに捨てている。

 

オー!!!そんな綺麗な食べ方初めて見たよ!

ヨーロピアンのプロはそんな食べ方なの?!

ねぇ、ねぇ。

 

キョロキョロしてる私を見て
優しく笑いかける向かいのサラリーマン。
あれ?ここ、微笑みの国だっけ???

 

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外国ってだけで何もかも新鮮で楽しい。
しばらく車窓を眺めていると

大聖堂!

 

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つい、降りたい気持ちになるけど
お城が閉まる時間が早いらしく
ツアーとかもあるらしいので
(去年、Iは間に合わなかったそう)
まずはお城へ。

 

 

 

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お城っぽくはないけど。

でも大迫力。

 

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左から二番目の窓にいる誰かとか

何かが見えちゃいそう。

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その時、妹と交わしたラインでも
迫力に興奮気味なのが分かる。

 

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けたたましく鳴いていた

鴨をズームして写真に撮っちゃうくらい。

 

さるを片手に鴨なんか写真に収めてるから

散歩中のおじさんに笑われる…

ふーんだ。

いいもーんだ。

みのもーんた。

クレヨンしんちゃんより。

  

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午前中だからか、人はまばら。

お城の中を見て歩くツアーに参加したいのだけど
入口が分からない。
庭ブラブラしてたら後ろから追い越して行った
日本人カップル。

どこー?とか言いながら歩いてるから
ついて行くことにしたのだけど

なんかアイツ、ついてきてるぜ感

がすごかったので

庭にいた子連れの人に聞く。

 

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「アイ、ウォント、ゴー、インサイド。
オ城ノ、ツアー」

 

とっさにインサイドが出てきた自分を褒めてあげたい。

のにたろはインサイドを思い出した。

のにたろの語学力が1アップ。

 

身振り手振りで
お城の入口を教えてもらい受付。

今始まるところだというので
荷物を預けて、
パスポートと引き換えに音声案内を借り
ツアーに合流。


ツアーは全部で20人くらい。
日本人は私とさっきのカップルの3人。
韓国人っぽい人が2人。
あとはドイツ語圏じゃない人たちが何人か。

 

観光地のこういうツアーって日本だと
他に質問はー?とかクイズ出したりしても
みんな遠慮がちでシーンとなることが多いけど
今回のツアーはみんな超積極的。
どこへいっても必ず質問する。
質問はー?って聞かれる前に手あげて聞いてる。
最終的には質問コーナーないのに質問してる。
城への食いつき、ハンパない。
矢継ぎ早の質問責めにあったガイドさん、
結局何部屋か飛ばして進む。

私も言葉は分からないなりに最前列で参加。
誰かが冗談を言ってドッと笑いが起こると
とりあえず笑ってみる。
おかげで私、団体で来たかのように錯覚。
全然寂しくない。

 

はたから見たら不気味でしょうね…
音声案内聞いてるはずなのに
ジョークにヘラヘラしてるんだから。
借りといて再生してないの???ってなるよね。

鷹狩りの話と、シラミの取り方の話
猿が人まねしてる、壁の絵が興味深かった。
なにより、メイドが使っていたという
食器棚の後ろの隠し通路を
通ることができたのがすごく良い思い出。

 

ちなみに、ツアー受け付けのところにあったトイレは
有料じゃなかったと記憶しているので
行っておくと良い。
ただ、1人だとちょっと怖い…
うん…ちょっとどころじゃない。

 


お城を出るともう昼過ぎ。
城の周りにカフェがあるっぽかったけど
場所がわからず断念。

電車でケルンへ。

そういえば、電車の中で初めて切符拝見に
あたった。
おばさんにヒジをツンツンされて
何かと思ったらチケットっていうから
カツアゲかと思ってしまった(⁰▿⁰)

改札がないから
こうやって抜き打ち切符拝見があるらしい。
知ってて良かったー。


つづく。

 

 


■次回予告■
旅行でたまに買うお土産、第1位 スノードームを探して右往左往。
のにたろは無事お土産を買えるのか!?

  

アムステルダムの街中でリンゴをかじる〜ドイツ旅行6

ドイツ滞在1日目は

Cとアムステルダムへ。

 

そう。

ドイツを満喫する前にオランダなのです。

もう、海外なら何でも楽しいのです。

どこの国だろうと。

初ドイツでも関係ないのです。

なんなら、オランダだって初めてだから。

お正月ぶりに会う友人と一緒だから尚更楽しいのです。

 

早起きしてバス停でバスを待つ…

発車時間過ぎること、かれこれ1時間。

それでも

待つ…

待つ…

 

バスセンターに行ってみたけど

電光掲示板にアムステルダム行き遅れてるよ。

ってだけで、あとは

窓口に来てもそれ以上の情報はないよ。

ってスタンス。

そもそも誰もバスセンターに問い合わせに来ない。

 

だから寒空の下ひたすら待つ。

 

でも海外の朝の様子を見るのも楽しかったから

あっという間に2時間!

2時間?!

 

Cは今日、バス来ないかと思ってたから来てよかったね。とのこと。

 

何時間も待たされて今日はバス来ないよ。

なんてことになったら日本じゃ一大事。

国が変われば色々変わるものですね。

 

 

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 ところで、バス会社のおじさんの制服が可愛かった。
きみどり色のバスだからきみどりでコーディネート。

 

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あと、バスに乗るのに列を作らないから

バスが来たら

周りにいた人たちが群がってくる。

 

「のにたろ、負けちゃダメだからね。

譲ってたら最後になっちゃうからね。」

 

と言われ、通勤ラッシュで鍛えた

小回りを活かし3番目くらいに乗車。

おかげで、二階の1番前の席✨

 

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ちょっと高いところから

異国の地を眺めるの楽しい。

高速ですら楽しい。

 

楽しい、楽しい。

ワクワク。

爆睡。

 

そしたらあっという間にアムステルダム

 

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有名っぽいやつ。

アイアムステルダムって書いてあるやつ。

 

この後、

今aに登ってる彼女とポーズが被る。

友達同士みたいな写真になった(^^)

 

テンション上がったら

やっちゃうポーズは

全世界共通なのですね。

 

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美術館だったかな。

 

 

日本を発つ前からアムステルダムに行くのは

決まってたけど

正直言って、デュッセルドルフまでの道のりを

調べるだけで精一杯。

 

ほとんど何も調べずに行ってしまったのだけど

ただ歩いて街を見てるだけでもすっごく楽しい。

 

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運河に出るたびに写真撮っちゃうし

お家も可愛くて写真撮っちゃう。

何だか分からないけどとにかく写真撮ってる。 

 

 

ただ、食べ物とお土産だけは唯一調べたので

お昼はコロッケ。

 

行きたいコロッケ屋さんが見つからず

かなりウロウロ。

 

草クサイというか、独特な香りのただよう

コーヒーショップが立ち並ぶ路地に

迷い込んでしまってドキドキ。

 

コーヒーショップとは大麻を売ってるお店。

よく見るとたくさんある。

 

 

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 無事たどり着き、地元の人に混じってランチ。

私はもちろん言葉がわからないので

ニヤニヤ後ろについているだけだったけど

Cは、言葉が分からなくて大変だったらしい。

 

よくよく考えたら

ドイツとはまた言葉が違うんですね…

 

オランダのコロッケは、

カニクリームコロッケみたいな感じで

でも日本と違って甘くない。

 

ソースとかもかけずにパンに挟んで食べて丁度良い塩加減。

 

サクサク、アツアツで美味しかった!

 

それから歩き回って

C、一押しのポテト。

 

 

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アレも食べてみたい。

コレも食べたい。

 

あぁ、私が大食いだったらな。と切に思う。

 来世はジャイアントのにたになりたい。

ギャルのにでも良い… 

 

ところでCは街歩きの最中に

小腹がすいたと言って

カバンからりんごを出してまるごとかじったり

タッパーに入ったぶどうを食べていた。

 

オー!私、海外のドラマでしか見たことないよって

昨日、憧れたシチュエーション!!

 

いた!

私の隣にも海外の人いたー!

灯台下暗し。

 

私の分のりんごもあったから

私もあとでやろ〜♬

 

 

そんなことを思いつつ

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マーケット。

チューリップとかお花の種がたくさん出ている。

 

花にあまり興味がない私でも

歩いているとワクワクしたから

お花好きには、たまらないたら思う。

 

 

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少し歩くと銅像

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絵に入り込んで写真が撮れるやつ。

前列にいる人の手とか、銃の先とか、犬とか

人がたくさん触るところは金色になってる。

 

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たぶん、レンブラントの絵。

レンブラントってそれっぽい名前が出て来たから

満足して調べないやつ。

無知って学ばない。

 

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次の日何かの祭典があって準備していた跳ね橋。

 

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東京駅のモデルになったらしい

なんとか駅。 

 

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お祭りの飾り。

 

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ウロウロして雑貨屋さんとかも、みて回って

お買い物も楽しんで

あっという間に帰る時間!!

 

アムステルダムの駅に少し早めに着いたので

バスの中で食べる夕飯をスーパーで買い込み

バスを待つ。

駅ナカにファーストフード店みたいなのがあり

レジもあるのに、横に自動販売機。

よくよくみたらコロッケサンド!!!

あぁ、私がジャイアントのにただったら

食べたのになぁ。

次来た時は、自動販売機体験してみよう。

 そんなことを思いつつ

 帰りのバスも特等席へ。

 

スーパーで買ったトマトと

朝、詰めて来たおにぎりと

丸かじりりんご!!!

 

やってやった!

私だってやってやった!

街中で(バスの中だけど)

まるごとりんごとトマト食べてやったぜ✨

もう、私もヨーロピアン!

 

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あと、行きに電車乗る手前のお店の気になってた

超カラフルマカロン

 

行きの時は、今さっき道を教えてくれた人がずっと見守ってくれてるから

帰りにしよう、と、Cに言われ、

帰りに買ったやつ。

Cは

私ドイツに住んでるけどこういうところ、

日本人の感覚だよなー。

つい、他の人がどう思ってるか考えちゃう。

と言っていた。

でも、私そういう感覚好きだよ。

私だってマカロンさえなければ

道教えてくれたおじさんのこと考える余裕があったよ。

きっと…

 

 

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 このマカロン

クリームが

ネチョ〜っとしてて

ベチョ〜となって

ヌチャ〜と歯にまとわりついて

あぁ、外国だな、って味でした。

結構な金額だったから

日本のデパートの味を期待してしまった…

 

 

 それで特等席で夕飯食べてたら

信号待ちしてたアムステルダムっ子が

こっち向かって手、振ってる。

 

 よくよく見たら松潤似のイケメン。

んもー、バスに乗り込む前だったら

コミュニケーション取れたのにぃ…

 

そんなこんなで

ドイツ旅行1日目は幕を閉じたのでした。

 

つづく…

 

 

 

フランクフルト発の長距離列車乗った時から〜ドイツ旅行5

〜これまでのあらすじ〜

バックパッカーの様な

英語ペラペラそうな女の子の隣で

劣等感を抱えながら10時間。

寝落ちで何度も「夜に生きる」を観るも断念。

ベンアフレックはこの旅にどう影響するのか?!

次は電車!!

 

 

 

 

 

飛行時間2時間でフランクフルトに到着。

 

初ヨーロッパ!!!!

ヘルシンキで飛行機に乗った時点で

ついた感、達成感があったけど

まだまだゴールじゃないのよね。

 フランクフルトから電車に乗るのよね。

 

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↓切符の買い方

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↓ 

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空港から電車乗り場を目指すのだけど

あれ?あれ…?

事前にネットとか本とかで見ていたところと

何だかちょっと違う。

上の階に上がれば直線で駅まで行けるはずだけど…

 眉毛、ハの字。

鼻の奥ツーン(´;Д;`)

はじめてのおつかいのBGM再生

 

あれー??

 

ノート片手に柱に貼ってある案内表示を

見てみるけど分からない。

そもそもドイツ語分からないんだから

分かるはずもないのだけど…

 

でもヘルシンキを乗り越えた私は一味違うぜ。

 

 

案内表示を見に来た、後ろのカップルに

異文化コミュニケーションをはかる。

 

カップルの鼻先におもむろにノートを差し出し

(空港の地図のページ)

長距離列車の駅と自分の鼻を交互に指さして

「ワタシ、ココニ、イキタイ。」

あー、もう全然ダメ。

英語、レベル中2どころか

日本語もカタコトになっちゃってる!!

でもこの時は英語喋ってるつもり…

 

「ごめん、私たちもツーリストだから

他の人に聞いてもらったほうがいいかも」

 

でも何だか通じてる✨

 

「サンキュー」

 

ありがとうだけはとっさでも英語で出てくるの不思議ー。

 

次の人探し。

 大丈夫、大丈夫。伝わった、伝わった。

という達成感と

 

「誰かに聞いてその人は分からなくても
誰かしら、分かる人いるから
分かる人に当たるまで聞けばいい。」という

友人の言葉に背中を押され、次の人探し。

 

 

ウロウロしてたら

案内のカウンターみたいなところを発見。

柱の陰から少し様子を伺い、

そこに行く人たちがお金を払ってないことを確認して

ノートを差し出す。

ビビリなので海外イコールお金取られるという

イメージがどうしても拭いきれない。

 

 

おじさんの眉間のシワが怖かったから

もう無言でノートを指差すだけ。

「バス!」

と、相変わらず仏頂面で答えるから思わず

「バスじゃなくて電車!」

でも、やっぱり「バス!」

って言うじゃない。

 

えー??バス???

私、騙されてお金だけ巻き上げられるんじゃない?と

疑いながらノートを見てみると

下の方に

第2ターミナルからはバスに乗れ。と。

 

おぉー!まさかして私今、第2ターミナル?!

そりゃ電車乗り場、ないはずだわ。

オーケーサンキュー!

 

おじさんが指さした方向に歩いて行くと

ありました。

バス!!!

これっぽーい。と思い

バス乗り場の前で輪になって

タバコ片手にお酒飲んでた

おじさんたちの輪に入り

ノートをかかげ

「ワタシ、ココニ、イキタイ」

 

「ごめん、俺たちもこっちの人間じゃないから

分かんないや。運転手に聞いてよ」

 

「オーケー。サンキュー。

ア、ワタシ、イマ、ツー?」

 

「ん?うん、そうだよ。」

 

「オーケー!サンキュー!」

 

さてゴールは近いぞ私。

バスに乗り込み

ここからは入らないで。みたいなラインが引いてあったけど

気づかないふりして運転手さんに

ノートを差し出す。

 

「ターミナル、ツー、コノ、バス、オーケー?」

 

「あぁ、そうだよ。これだよ」

 

「ンー、ハウマッチ?」

 

「フリー」

 

合ってたー!!

 

 無事、バスで第1ターミナルに到着。

到着してすぐスキンヘッドのお兄さんに

電車乗り場を聞く。

 

「ここあがって左に曲がってまっすぐだ」

 

なんとなくわかるけど私、言葉だけじゃ不安。

 

「コウ行ッテコウ??」

って腕でスッスッシュ?ってやったら

 

「そうだ。こう行ってこう。」

 

と身振りで教えてくれる。

見かけによらず優しいお兄さん。

 

無事に駅に到着。

ドイツの電車の駅には改札がないから

ホームの手前のところの券売機で発券。

ちなみに券売機は英語表記に変更可能。

私は英語にしたところで…なので

あんまり関係なかったけど。

 

日本からWi-Fi借りてきたので

サイトを確認して券を買おうとしたところ

Wi-Fiが繋がらない。

でもあんまり券売機の前でモタついてて

悪い人にカモだと思われるのも怖い…

 

 

 

でも大丈夫。

こんなこともあろうかと

ノートに買い方書いてきた。

さらにサイトをスクショして来た。

バッチリなのであります。

心配症万歳!

 

無事、切符も買った私はまた待ちの時間。

フランクフルト空港は大きいと聞いていたので

ビビって2時間も余裕持ってますから。

あぁ、心配症万歳…

 

ベンチに座って電光掲示板で電車確認。

あと、Wi-Fiの説明書読む。

フランクフルト着いたら連絡してって

家族にも友人にも言われていたのだ。

 

でも繋がらないものは繋がらない。

空港のWi-Fiもあると聞いていたがよく分からない。

まぁ、連絡しなくても

行っちゃえばなんとかなるっしょ。

割と諦めも早いタイプ。

 

ひたすら駅でジッとして待つ。

で、掲示板見てみたら

何か表示が。

遅延のお知らせと

「ohnen wagon 21 ×××Hbh…○○Hbn」

ノートによると21号車がないよってことらしいけど

その後に続いてるなんとかHbnっていうのが

ノートにはないイレギュラーのやつ。

なんだろう…Hbnって駅のことっぽいから

何とか駅から何とか駅まで21号車がないってことかなぁ??

Wi-Fiもつながらないし翻訳アプリで

単語調べてみたけど、よく分からない…

 

 

 

なぜ私がこんなに必死になっているのかというと

私が乗るのが21号車なのです!

 

ホームに降りて

ホームの掲示板を見て見るけど

掲示板の乗り口案内には、

21号車は確かにある。

 

うーむ。大丈夫そうだけど

分からない。

 

掲示板の辺りをウロウロしてると

一本前の電車に乗る人の列に

鉄道会社の制服の様なものを着たおじさんを発見。

 

迷わず電車のチケットを渡す。

 

「コレ乗リタイケド、ココデ、オーケー?」

カタコト異文化コミュニケーション。

 

「英語は分かる?」

 

「ア、リトー」

リトー程も喋れないけど、今は英語に頼るしか…

 

 

「ここのホームで合ってるよ。

ただ、次の電車だからもう少しここで待ってて」

 

私が知りたかったのは21号車があるかどうかってこと。

でもそれを伝える語学力がない。

カタコトじゃ伝わることと伝わらないことの

線引きは出来るの、私。

 

でもチケット見てここで待ってりゃいいって言ったんだから待ってよう。

なかったら空いてる席に座っちゃおう。

 

一か八かで待っていたら

普通にありました。21号車!

やっぱりどっかの区間だけないってことみたい。

やるじゃん私!

 

 

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電車に乗り込み

後ろの座席のおばさんに

必殺、無言チケット渡し。

座席の上にある

座席番号指差して

オケー?のジェスチャーして確認。

ようやく落ち着く。

 

下手に喋らないでジェスチャーの方が

早く伝わる、ってことも

学んだ私。

 

あとは、電車で約2時間。

 

でも降りる時Düsseldorfの案内を聞き取れる

自信ない。

表示が出てもすぐに読める自信ない。

なので、到着時間を頼りに降りるしかないのです。

 

ドイツは陽が長くて

遅い時間でも夕方くらい明るいから

電車に乗ってすぐの頃は良かったけど

21時を過ぎたらさすがに、暗い。

 

日本時間では深夜。
あとは降りるだけという安堵感。
日本からの長旅…

 

もう、そうなっちゃったら

眠いよね。

眠くて眠くて。

 

絵を描いて気を紛らわせてみるけど

気がつくとウトウト。

 

勝てー!勝つんだのにたろー!!!!

 

終始眠気とたたかいながらだったので

電車の中を冒険することもなく

Düsseldorfっぽい駅に。

 

後ろの席の人に降りていいか聞こうかと思ったら

もう居なかったから

通路挟んで隣のおじいさんに

チケットを渡し

 

「ワタシ、ゴー?」

 

と聞くと

 

分からないと首を振りながらも

メガネかけてチケットを確認して

 

「オーケー、オーケー」と教えてくれる。

 

おじいさんを信じてゴーする。

 

駅名を確認。

D、ü、s、s、e、l、dorf!!!!

着いた!

ゴール!!!

 

ホームで待っていてくれた友人とも無事会えて

抱擁!!!!!

 

ちょびっと泣いたよね。

 

そんな感じで語学力ない私でも

無事、到着!!

 

 

 

 

 

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 困った時に頼る人が赤い帽子のおじさんって…

都市伝説かよ。

 

 

 観光客でも赤い帽子かぶってるおじさんいるよね。

私メモ。

おじさんは赤い帽子かぶって

フランクフルト空港に行っちゃダメ。

 

見知らぬカタコトおばさんに道聞かれる恐れあり。

 

ズコー!!!