のにたろの日記

舞台、映画、旅行が好き。あとアイドルを少々

フランクフルト発の長距離列車乗った時から〜ドイツ旅行5

〜これまでのあらすじ〜

バックパッカーの様な

英語ペラペラそうな女の子の隣で

劣等感を抱えながら10時間。

寝落ちで何度も「夜に生きる」を観るも断念。

ベンアフレックはこの旅にどう影響するのか?!

次は電車!!

 

 

 

 

 

飛行時間2時間でフランクフルトに到着。

 

初ヨーロッパ!!!!

ヘルシンキで飛行機に乗った時点で

ついた感、達成感があったけど

まだまだゴールじゃないのよね。

 フランクフルトから電車に乗るのよね。

 

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↓切符の買い方

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↓ 

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空港から電車乗り場を目指すのだけど

あれ?あれ…?

事前にネットとか本とかで見ていたところと

何だかちょっと違う。

上の階に上がれば直線で駅まで行けるはずだけど…

 眉毛、ハの字。

鼻の奥ツーン(´;Д;`)

はじめてのおつかいのBGM再生

 

あれー??

 

ノート片手に柱に貼ってある案内表示を

見てみるけど分からない。

そもそもドイツ語分からないんだから

分かるはずもないのだけど…

 

でもヘルシンキを乗り越えた私は一味違うぜ。

 

 

案内表示を見に来た、後ろのカップルに

異文化コミュニケーションをはかる。

 

カップルの鼻先におもむろにノートを差し出し

(空港の地図のページ)

長距離列車の駅と自分の鼻を交互に指さして

「ワタシ、ココニ、イキタイ。」

あー、もう全然ダメ。

英語、レベル中2どころか

日本語もカタコトになっちゃってる!!

でもこの時は英語喋ってるつもり…

 

「ごめん、私たちもツーリストだから

他の人に聞いてもらったほうがいいかも」

 

でも何だか通じてる✨

 

「サンキュー」

 

ありがとうだけはとっさでも英語で出てくるの不思議ー。

 

次の人探し。

 大丈夫、大丈夫。伝わった、伝わった。

という達成感と

 

「誰かに聞いてその人は分からなくても
誰かしら、分かる人いるから
分かる人に当たるまで聞けばいい。」という

友人の言葉に背中を押され、次の人探し。

 

 

ウロウロしてたら

案内のカウンターみたいなところを発見。

柱の陰から少し様子を伺い、

そこに行く人たちがお金を払ってないことを確認して

ノートを差し出す。

ビビリなので海外イコールお金取られるという

イメージがどうしても拭いきれない。

 

 

おじさんの眉間のシワが怖かったから

もう無言でノートを指差すだけ。

「バス!」

と、相変わらず仏頂面で答えるから思わず

「バスじゃなくて電車!」

でも、やっぱり「バス!」

って言うじゃない。

 

えー??バス???

私、騙されてお金だけ巻き上げられるんじゃない?と

疑いながらノートを見てみると

下の方に

第2ターミナルからはバスに乗れ。と。

 

おぉー!まさかして私今、第2ターミナル?!

そりゃ電車乗り場、ないはずだわ。

オーケーサンキュー!

 

おじさんが指さした方向に歩いて行くと

ありました。

バス!!!

これっぽーい。と思い

バス乗り場の前で輪になって

タバコ片手にお酒飲んでた

おじさんたちの輪に入り

ノートをかかげ

「ワタシ、ココニ、イキタイ」

 

「ごめん、俺たちもこっちの人間じゃないから

分かんないや。運転手に聞いてよ」

 

「オーケー。サンキュー。

ア、ワタシ、イマ、ツー?」

 

「ん?うん、そうだよ。」

 

「オーケー!サンキュー!」

 

さてゴールは近いぞ私。

バスに乗り込み

ここからは入らないで。みたいなラインが引いてあったけど

気づかないふりして運転手さんに

ノートを差し出す。

 

「ターミナル、ツー、コノ、バス、オーケー?」

 

「あぁ、そうだよ。これだよ」

 

「ンー、ハウマッチ?」

 

「フリー」

 

合ってたー!!

 

 無事、バスで第1ターミナルに到着。

到着してすぐスキンヘッドのお兄さんに

電車乗り場を聞く。

 

「ここあがって左に曲がってまっすぐだ」

 

なんとなくわかるけど私、言葉だけじゃ不安。

 

「コウ行ッテコウ??」

って腕でスッスッシュ?ってやったら

 

「そうだ。こう行ってこう。」

 

と身振りで教えてくれる。

見かけによらず優しいお兄さん。

 

無事に駅に到着。

ドイツの電車の駅には改札がないから

ホームの手前のところの券売機で発券。

ちなみに券売機は英語表記に変更可能。

私は英語にしたところで…なので

あんまり関係なかったけど。

 

日本からWi-Fi借りてきたので

サイトを確認して券を買おうとしたところ

Wi-Fiが繋がらない。

でもあんまり券売機の前でモタついてて

悪い人にカモだと思われるのも怖い…

 

 

 

でも大丈夫。

こんなこともあろうかと

ノートに買い方書いてきた。

さらにサイトをスクショして来た。

バッチリなのであります。

心配症万歳!

 

無事、切符も買った私はまた待ちの時間。

フランクフルト空港は大きいと聞いていたので

ビビって2時間も余裕持ってますから。

あぁ、心配症万歳…

 

ベンチに座って電光掲示板で電車確認。

あと、Wi-Fiの説明書読む。

フランクフルト着いたら連絡してって

家族にも友人にも言われていたのだ。

 

でも繋がらないものは繋がらない。

空港のWi-Fiもあると聞いていたがよく分からない。

まぁ、連絡しなくても

行っちゃえばなんとかなるっしょ。

割と諦めも早いタイプ。

 

ひたすら駅でジッとして待つ。

で、掲示板見てみたら

何か表示が。

遅延のお知らせと

「ohnen wagon 21 ×××Hbh…○○Hbn」

ノートによると21号車がないよってことらしいけど

その後に続いてるなんとかHbnっていうのが

ノートにはないイレギュラーのやつ。

なんだろう…Hbnって駅のことっぽいから

何とか駅から何とか駅まで21号車がないってことかなぁ??

Wi-Fiもつながらないし翻訳アプリで

単語調べてみたけど、よく分からない…

 

 

 

なぜ私がこんなに必死になっているのかというと

私が乗るのが21号車なのです!

 

ホームに降りて

ホームの掲示板を見て見るけど

掲示板の乗り口案内には、

21号車は確かにある。

 

うーむ。大丈夫そうだけど

分からない。

 

掲示板の辺りをウロウロしてると

一本前の電車に乗る人の列に

鉄道会社の制服の様なものを着たおじさんを発見。

 

迷わず電車のチケットを渡す。

 

「コレ乗リタイケド、ココデ、オーケー?」

カタコト異文化コミュニケーション。

 

「英語は分かる?」

 

「ア、リトー」

リトー程も喋れないけど、今は英語に頼るしか…

 

 

「ここのホームで合ってるよ。

ただ、次の電車だからもう少しここで待ってて」

 

私が知りたかったのは21号車があるかどうかってこと。

でもそれを伝える語学力がない。

カタコトじゃ伝わることと伝わらないことの

線引きは出来るの、私。

 

でもチケット見てここで待ってりゃいいって言ったんだから待ってよう。

なかったら空いてる席に座っちゃおう。

 

一か八かで待っていたら

普通にありました。21号車!

やっぱりどっかの区間だけないってことみたい。

やるじゃん私!

 

 

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電車に乗り込み

後ろの座席のおばさんに

必殺、無言チケット渡し。

座席の上にある

座席番号指差して

オケー?のジェスチャーして確認。

ようやく落ち着く。

 

下手に喋らないでジェスチャーの方が

早く伝わる、ってことも

学んだ私。

 

あとは、電車で約2時間。

 

でも降りる時Düsseldorfの案内を聞き取れる

自信ない。

表示が出てもすぐに読める自信ない。

なので、到着時間を頼りに降りるしかないのです。

 

ドイツは陽が長くて

遅い時間でも夕方くらい明るいから

電車に乗ってすぐの頃は良かったけど

21時を過ぎたらさすがに、暗い。

 

日本時間では深夜。
あとは降りるだけという安堵感。
日本からの長旅…

 

もう、そうなっちゃったら

眠いよね。

眠くて眠くて。

 

絵を描いて気を紛らわせてみるけど

気がつくとウトウト。

 

勝てー!勝つんだのにたろー!!!!

 

終始眠気とたたかいながらだったので

電車の中を冒険することもなく

Düsseldorfっぽい駅に。

 

後ろの席の人に降りていいか聞こうかと思ったら

もう居なかったから

通路挟んで隣のおじいさんに

チケットを渡し

 

「ワタシ、ゴー?」

 

と聞くと

 

分からないと首を振りながらも

メガネかけてチケットを確認して

 

「オーケー、オーケー」と教えてくれる。

 

おじいさんを信じてゴーする。

 

駅名を確認。

D、ü、s、s、e、l、dorf!!!!

着いた!

ゴール!!!

 

ホームで待っていてくれた友人とも無事会えて

抱擁!!!!!

 

ちょびっと泣いたよね。

 

そんな感じで語学力ない私でも

無事、到着!!

 

 

 

 

 

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 困った時に頼る人が赤い帽子のおじさんって…

都市伝説かよ。

 

 

 観光客でも赤い帽子かぶってるおじさんいるよね。

私メモ。

おじさんは赤い帽子かぶって

フランクフルト空港に行っちゃダメ。

 

見知らぬカタコトおばさんに道聞かれる恐れあり。

 

ズコー!!!