古希のアイドル〜どの業界にもヲタクは、いる!
ずーっと行きたい、行きたいと思ってて
ようやく行って来た。
たかがトークショーとあなどってはいけない。
なんと、セットが組んである。
彼のアトリエを実寸大で再現したらしい。
セットがあるからといって歩き回るわけでもなく、
中央に置かれた椅子に座って話すのである。
こんなに贅沢なセットがあるだろうか…
そのセットの奥からご本人登場。
自分の顔写真がプリントされたうちわを片手に
ありがとう!!!などと
叫びながら
ステージの端から端まで手を振って歩く。
で、また中央に戻って手を振る。
客席からも歓声があがる。
「ざちょー!!」
多分、そう叫んでいたと思う。
なにせ、キャーという黄色い声は
聞き慣れているが
おじさんの歓声は聞き慣れていないのである。
そして、一通り手を振り終えたあと
席に着き、お茶を一口。
注目の第一声は
「あぁ、息がきれる。」
息がきれるほどファンサって
マジ、アイドル。
最初は怪談?!と思うくらい
和やかに、にこやかに笑いを交えた稲川淳二の近況報告。
そこから自然と怪談に移行して行く話術、すごい。
会場も暗転して雰囲気抜群!!
心霊写真コーナー。
上からスクリーンが降りて来て
心霊写真をみんなで見るのだけど
怖いはずの心霊写真で
バカスカ笑いを取る。
淳二にかかれば、心霊写真は最早フリップ芸。
こんなに心霊写真で笑いを取れる人、淳二しかいない。
しかも淳二のすごいところは
後々ゾクッとするところ。
淳二も言っていた通り
シャワーしてる時にバスタブが怖い。
あと、私に至ってはカーブミラーではなく
ドライヤーしてる時、鏡の端が怖い。
帰り道の暗がりが怖い…
2時間ちょっと、話っぱなし。
古希なのにすごいなぁ。
本職はデザイナーだったのにすごいなぁ。
もしかして、怪談が若さの秘訣なのかも。
怪談ツアーにグッズがあるというのも驚き。
グッズもちょっと変わっている。
わらび餅、枡、キャンドル…
こんなトンチキ…いや、ユニークなグッズ、
なんで話題にならないんだろう。
1番の恐怖は買うつもりがなかった
Tシャツをいつの間にか買っていたこと。
グッズに7000円も使っていたこと。
一体いつ着るのか。
淳二オソルベシ…