『オペラ座の怪人』〜さよなら、バトラー。
ファントムといえば
世間から隠れながら
圧倒的な迫力。
クリスティーヌへのおもい。
厚い胸板。
イケメン✨
かなり前に観たのでうろ覚えだけど
クリスティーヌと心を通わせて
でもクリスティーヌのことを思って
ファントムは自ら身を引いた、という話だったはず。
でも劇団四季は一味違う。
ファントムが、残念。
モテない。
手先が器用だからってクリスティーヌの等身大の人形作っちゃう。
ウエディングドレス着せちゃう。
それを本人に見せちゃう。
自作の武器でラウルに迫ろうとしちゃう。
でも、危険だ、あっち行こうって
クリスティーヌを守りながら去って行かれ
あんまり相手にされない。
もう、ラウルの圧勝。
ファントム、もう諦めよう。
頑張れば頑張るほどやるせないから…
クリスティーヌが暴れん坊。
自分の人形作られてて気絶したくせに
気付いた後、人形作ってた男の背後に忍び寄り
仮面を剥ぎ取る。
で。顔見てキャー！って床に伏せる。
自分でやっておいてキャーじゃねー！！
失礼千万。
最早、ファントムは被害者。
ね、クリスティーヌ、一回謝ろうか。
人殺しのファントムだから激昂して
殺されてもおかしくないのに
ファントムは「呪われろー！」と咆哮。
殺してやるでも
呪ってやるでもなく
呪われろ。
惚れた女には手が下せないタイプ…
その後も人の前で
カツラごと仮面をはぎ取る。
一応、この人みんなから恐れられてるからさ、
立場ってもんがあるからさ。
さすがに気まずいよ。
ね、一回謝ろうか。
クリスティーヌのラウルへの想いに
打ちのめされた
ファントム、
うなだれる背後で聞こえてくる、
ラウルとクリスティーヌの愛の歌。
クリスティーヌ、マジで。
やめてあげて。
ファントム、もう瀕死だから。
心が…
人々を恐怖のどん底に陥れた男を
ここまで痛めつけられるんなら
舞台の主役だって自力でもぎ取れるよね…
でも、最後
おさるさんのオモチャに
歌いかけるファントムのシーンはさすが。
終わりよければすべてよし。
結局、観てよかった。となってしまう。
特にＩ love you。
切なくて、切なくて
唇ワナワナさせて泣いてしまう。
噂通り
